様々な団体が行っている「不用品」の寄付募集ですが、意外とそのルール等は知られていません。
そのルールを知らないと、せっかくの寄付が寄付先の団体の迷惑になることになってしまいます。
気持ちよく寄付できるようにする為、そのルールを確認しまししょう。
目次
送ってはいけない不用品とは?どんなものが寄付できる?
様々な団体が様々な不用品の寄付を受付ています。
不用品の寄付で現在主流になっているのは衣服ですが、他にも家電や食料、生活雑貨などがあります。
衣服の寄付
衣服は現在、不用品の寄付で主流になっているものです。
「子どもが大きくなった」などの理由で不用になることも多いですが、逆にそれは他で必要にしている方も多い証明だとも言えますよね。
そんな衣服を寄付する際には、特に下記の点を注意しておきましょう。
- 破れやシミなどのないもの
- 汚れがあるなら、せめて洗ったものを送る
- 箱詰めの際には畳む
それ以外の寄付
衣服以外の寄付では食器やキッチン用品、ぬいぐるみ、雑貨なども人気です。
また、団体によっては家電やパソコン、食料品なども受け付けている所もあります。
それぞれで注意点をざっとまとめてみました。
食器・キッチン用品・ぬいぐるみ・雑貨 |
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家電 |
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パソコン |
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食料品 |
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寄付を送るその前に確認するべきこと

さて、寄付する商品が準備できましたら、早速送るその前に、寄付先を選ぶところから始まります。
支援の目的や、支援方法なども各団体ごとに違いますので、事前にホームページ等で情報を収集しておきましょう。
寄付先を選ぼう
日本全国で様々な団体が不用品の寄付受付を行っていますが、その団体が支援する方法や目的などは各団体ごとで違います。
ここでは幾つかの団体をご紹介します。
全国展開している支援団体で、日本赤十字社を始めとする様々な団体へ支援を行っています。
事前申し込み不要で送付することができるのも大きな特徴です。
海外各国への団体を行っており、こちらも幅広く活動している団体です。
取り扱うことのできる物品も非常に幅広いのが特徴です。
札幌に根付いた福祉活動を行っている札幌市福祉生活支援センターでも、物品寄付の受付を行っています。
より札幌に密着した活動を支援したい場合は是非お勧めです。
送料はこちらで準備
さて、寄付先も決まったら、実際に送付することになりますが、
- 申し込み後の集荷は各団体が行う
- 送料は基本、送り主が負担
のことが多いです。送料は各団体や集荷元で異なりますが概ね下記の内容が多いです。
サイズ | 送料 |
120サイズ
(縦×横×奥行が120㎝。30㎏以内) |
2,400円 |
140サイズ
(縦×横×奥行が140㎝。30㎏以内) |
2,900円 |
160サイズ
(縦×横×奥行が160㎝。30㎏以内) |
3,700円 |
家電(テレビやパソコン等) | 2,400円~3,900円 |
冷蔵庫、洗濯機 | 事前に団体と要相談 |
ここでネックになってくるのが送料です。
善意の寄付とはいえ、昨今の送料値上げの影響で、送料が自己負担の場合、気軽に不用品を寄付するといったことは難しいかもしれません。
後述と別記事でも紹介していますが、送料無料や直接持参での受付けている団体もあるので、不用品寄付を検討しているけど、費用はかけたくないという方は是非、読んでみてください。
寄付をした後
寄付を行った後は「寄付に対する礼状」「支援先の報告書」はどの団体からでも報告があります。
また、団体によっては「寄付金に基づいたお礼金」や「支援した団体からの手紙」等が届きます。
自分が支援した内容が目に見えた時、非常にうれしいですよね。
寄付と不用品処分の違い
さて、ここまでご紹介してきたように寄付は「あくまでも不用品を使ってもらう」「使用できるものを寄付する」ことが第一です。
壊れた品などを処分する場合の「不用品処分」とは違います。
「これは寄付したいのか? 処分にするべきか?」ということをしっかりと見極めてから使っていきたいですね。
【読み終えた古本が寄付に繋がる】
色々とご紹介してきましたが、実は古本の寄付を受け付けている団体は意外とありません。
図書館などへ直接、本を寄贈することが認知度としては高いですが、読み終えた本が寄付に繋がる「古本募金」がある事を知らない方はまだ多いです。
読み終えた書籍や使い終えたDVD、CD、ゲームソフトをお送りいただき、
その買取相当額をNPO等の団体に寄付する新しいチャリティーの仕組みです。
現金による寄付ではなく、ご不要になったお品物を着払いでお送りいただき、換金の上、
任意でご指定いただいた団体様に寄付でき、支援者様に一切お金はかかりません。
ブック・エイド、ブック・チャリティー、ブック・ドネーションとも呼ばれ、
全国のNPOなどの社会貢献団体や大学などに、広く採用されています。
寄付して頂いた書籍を査定後、買取相当額と同等の金額を寄付金に換金して全額を各団体に寄付しています。

また、査定でお値段がつかなかった書籍に関しても、古本募金ハピぼん事務局でリサイクル処分を行っています。
5点以上の書籍などであれば、送料無料ですので、もしご不要なら書籍などがありましたら、是非ご活用ください。

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